オゾン脱臭器
オゾン(O3)は、酸素(O2)から生成される非常に強力な酸化力をもつ気体です。この酸化力を利用することで、においの原因となる成分(悪臭物質)を 化学的に分解・無臭化するのが「オゾン脱臭」の仕組みです。
オゾンは悪臭物質と接触すると、分子構造を変化させたり、最終的に二酸化炭素や水などの無害な物質へと分解します。これにより、 臭いを根本から除去することが可能です。芳香剤のように臭いを隠すのではなく、「においの元をなくす」のが特徴です。
トイレ臭、生ゴミ臭、体臭、ペット臭、カビ臭などの 生物由来の臭気に特に高い効果を発揮します。また、飲食店や介護施設、宿泊施設など、 日常的に臭気が発生しやすい現場でも広く使用されています。
反応を終えたオゾンは自然に酸素(O2)に戻るため、 残留性が少なく環境にもやさしいのが特長です。適切な濃度と使用時間を守ることで、人体や設備への影響を最小限に抑えつつ、高い脱臭効果が得られます。
オゾン発生器には主に次の2つの方式があります。
184nm波長の紫外線(真空紫外線)を照射することで、酸素(O2)を分解しオゾン(O3)を生成します。
高電圧を空気中に放電して酸素からオゾンを発生させる方式です。
空間全体を処理する方法では、目的のにおい源に十分な濃度のオゾンが届かないケースもあります。
当社の装置はにおいの発生源に直接オゾンを届けることで、短時間・低濃度でも高い効果を実現しています。
「必要な場所にだけ、確実に届く」――これが私たちのこだわりです。