設計:量産までをトータルサポート!
高性能な電子機器の実現には、その土台となる基板の品質が不可欠です。アイクォークでは、お客様のアイデアを確かな製品へと導くため、基板の開発・設計から部品調達、実装、そして量産までを一貫してサポートするワンストップサービスを提供しています。
1. 基板ができるまで:製造の主要プロセス
基板の完成までには、「基板製造」と「部品実装」の二つのステップがあります。
1-1. プリント基板の製造(PCB製作)の進化:多層基板の必要性
かつて主流だった片面や両面基板では、高性能な電子機器に必要な複雑な配線が収まりきらなくなりました。そこで登場したのが多層基板です。
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多層基板とは?
- 絶縁体と銅箔を交互に何層も重ね、熱と圧力をかけて一体化させた基板です(4層、6層、8層、それ以上)。
- 層を重ねることで、基板面積を変えずに配線密度を高めることが可能になります。
- 信号層(配線)、電源層、グランド(GND)層を分離できるため、ノイズや電磁干渉(EMI)の抑制に非常に有効で、高速信号の安定伝送に不可欠です。
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アイクォークの多層基板対応力
- 多層化は、層間の接続(ビア)設計の難易度や製造コストが上がりますが、当社ではお客様の仕様に合わせた最適な層構成を提案し、高性能とコストのバランスを追求した設計を行います。
1-2. 部品実装(マウンティング)とメタルマスクの役割
高性能な多層基板に部品を取り付けるには、高精度な実装技術が必要です。
- はんだペースト印刷(メタルマスクの出番!)
- 部品搭載(マウンター)
- リフロー(熱処理)
- メタルマスクの役割:
- ステンレスなどの薄い金属板に、部品の接合部(ランド)と同じ形状の穴を開けた治具です。
- この穴を通じて、クリーム状のはんだペーストを正確な位置に、かつ均一な量で塗布するために使用されます 。
- 多層基板のように部品が高密度になるほど、はんだ量のわずかな過不足がショートや未はんだといった致命的な不良につながるため、メタルマスクの設計精度が重要になります。
2. アイクォークのワンストップサービスが活きる製造工程
多層基板の設計から、部品の調達、メタルマスク設計、そして量産まで、全ての工程を一社で完結できるのがアイクォークの強みです。
| 量産におけるアイクォークの強み | メリット |
|---|---|
| コスト構造の最適化 | 量産ボリュームに応じた最適な調達・製造プロセスで、製品単価の低減に貢献します。 |
| 品質の安定化 | 全ての工程を一元管理するため、品質バラツキを防ぎ、安定した製品供給を可能にします。 |
| 納期管理の簡素化 | お客様は弊社とのやり取りだけで済み、複数業者との調整による煩雑さから解放されます。 |
ご相談・お問い合わせ
お客様のアイデアを、市場で通用する確かな「形」へ。
多層基板のような高度な基板開発・設計から、部品調達、そしてメタルマスクを活用した実装・量産まで、全てアイクォークにお任せください。ご相談をお待ちしております。
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